再開発ビジョンを生かした、
防災&エネルギーの先進品質
記載の内容は北8西1地区第一種市街地再開発事業A街区(オフィス棟、商業・住宅棟)全体の値です。
ENERGY SYSTEM
省エネルギー性・防災性において高効果な
先進のエネルギーシステムを導入。
「CASBEE」Aランク相当の性能を有した
オフィス環境を実現
オフィス環境を実現
地域冷暖房と接続し、札幌エネルギー公社との協議により、熱融通の規模、システムを最適化した計画を実現。コージェネレーションシステム(CGS)の導入による分散型電源の採用と熱融通を実施することで、送電ロスがなく、省エネルギー性・コスト削減・CO2削減を高次元で実現します。また地域冷暖房への接続負担を軽減することができ、札幌市のエネルギーネットワーク構築に貢献するモデルとなるシステムとして開発されています。
- コージェネレーションシステム(CGS)とは
- 石油やガスなどの1次エネルギーから、電力と熱等の2種類以上の2次エネルギーを取り出す仕組み。原動機となるディーゼルエンジン、ガスタービン、ガスエンジンなどを動力源とし、電力を得るとともに、それら原動機から放出される排熱を利用して蒸気・温水・冷水を得ることができ、システム全体としてのエネルギー効率が70~80%ときわめて高くなります。
優れた環境性能を実現
SDGs(持続可能な開発目標)においても、脱炭素社会実現の観点から建物の高い断熱性能、エネルギー消費量低減が求められる中、T-PLUS札幌は一次エネルギー消費量において「省エネ基準」及びさらに高性能な誘導基準に基づく「エネルギー消費性能向上計画認定」基準値(BEI値)0.8以下を上回る性能を実現。建物外皮においても0.65を実現し、高い断熱性能、エネルギー性能を実現しています。
省エネ基準 | エネルギー消費性能向上計画認定(基準値) | A街区 (オフィス棟、商業・住宅棟) |
|
---|---|---|---|
BPI 外皮性能 |
- | 1.0以下 | 0.65 |
BEI 一次エネルギー 消費量 |
1.0 | 0.8以下 | 0.78 |
建築物の環境効率(BEE)
=
Q(建築物の環境品質)
L(建築物の環境負荷)
=
2.4
CASBEE Aランク相当
DISASTER PREVENTION
様々な災害に対する確かな対策
耐震設計
建築基準法に則った、耐震設計を実施。必要保有水平耐力の1.25倍以上の保有水平耐力を確保しています。
多様なBCP対策
電力・通信等対策
非常用電源(72 時間)確保
防災設備、非常用ELV、給排水ポンプ等に給電するための非常用電源を、72時間分(3日分相当)確保します。
CGSの排熱利用
コージェネレーションシステム(CGS)は万が一の震災による停電時にも寄与するシステムです。地域冷暖房からの供給途絶時には一時避難場所の保温のためにCSGの排熱利用が可能な計画としています。
太陽光発電
再開発地区内にソーラー街路灯を採用することで、夜間の発災時及び停電時においても一時避難場所の視認性を高め、避難者の移動時の安全性を高める計画です。
複数キャリア・ルートによる通信引込み
安全性高い通信体制のために複数社による回線引込みを予定しています。
浸水対策
- 地上から地下に通じる車路と地下通路に通じる階段の入口部分には防潮板を設置。
- 電気室、非常用発電機室の開口部に防潮板を設置。
- 万が一、地下1階に雨水等が流入した場合は、床排水側溝より地下2階・駐車場排水槽へ一時的に貯留する計画。
- 防災備蓄倉庫に土のうを備蓄。
水・トイレ対策
- 上水、雑用水共に建物内に一定量備蓄。
- 受水槽に最大日使用量の上水を貯留。また雨水ろ過水をトイレ洗浄水として雑用水槽に貯留。一時避難者の飲料水としてペットボトルを備蓄。
防災備蓄倉庫
一時避難場所想定人数573名、3日分想定以上にあたる約100m2の防災備蓄倉庫を再開発地区全体で確保しています。